川崎で記念茶会

3月に入り春がそこまで来ていますね。

3月2日に川崎支部60周年、川崎支部青年部55周年、学校茶道55周年の記念茶会が川崎で行われました。呈茶は2席、川崎市役所で行われ、式典とお家元の記念講演は川崎日航ホテルにておこなれてました。当日はとても暖かく、過ごしやすり日となりました。

1席目の呈茶は川崎支部の立礼で、2席目は川崎市役所の入り口の広場で学校茶道が受け持ちました。一度に50名という人数でしたが、スクリーンに川崎の風景を映し出したり、お客様も楽しまれている様子でした。

日航ホテルでは式典の後、お家元のお話がありました。お家元が利休の言葉で、「内赤の盆、赤は雑なる心也、黒は古き心也」、楽茶碗の赤と黒のお話が出ました。赤は雑なる心、雑とは未来のいろんな色のこと、古き心は死んだ過去の色という風に言ったつもりが、秀吉が好んだ赤に雑なる心といったのが悪い意味にとられたようで、切腹を命じる要因の1つになったのかもしれないということでした。「なぜ、秀吉は雑なる心とはどういう意味なのか?と利休に問わなかったのだろう。。。」とお家元はおっしゃっていました。

また、利休が切腹したときの刀が御家元のお蔵にあるそうです。その刀の切り口には利休の身体の油がついていてとれないそうです。ちょっと怖いですね。受け継ぐということはすべてを受け継いでいく。よいことも、怖いことも、いやなこともすべて。お話をお聞きしてあらためて大変なことであると感じました。

そして、お稽古では足し算ばかりでなく、引き算をできるようになってくださいとおっしゃっていました。私はまだまだ修行がたりませんが、皆さんと一緒にお勉強していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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