先日 4月の研究会で行の行台子をいたしました。
行の行台子のお点前では八卦盆を使いますが、このお盆にある八卦の文字を色々調べたら、朱子学系統の易学における八卦の順序には2通りあるとのことでした。
1つは伏義(ふっき)八卦次序で「乾(けん)・兌(だ)・離(り)・震(しん)・巽(そん)・坎(かん)・艮(ごん)・坤(こん)」 。宇宙の万物生成過程に基づいていて、陰陽を決めているそうです。(天・沢・火・雷・風・水・山・地)お茶の世界はこちらの考えのようです。
もう1つは文王八卦次序で「乾・坤・震・巽・坎・離・艮・兌」、陰と陽の反転関係にある卦同士が隣り合うように配置されているのが特徴で、父母が陰陽になっているらしいです。易学はむずかしそうですが奥が深くておもしろそうです。
行の行台子で使用する八卦盆は
このお盆をつかうことで、東西南北を位置づけて北を向いてお点前ができるようにお盆を使い、火の位置に茶巾を、天目茶碗を西に、唐物茶入れを東に置き、点前をしていきます。
緊張するとお点前がゆっくりになってしまう私。茶巾のたたみ方など、指の先で、台はそんなに丁寧に清めないでいいよ、等々ご指導いただきました。
茶杓の銘を「五常」としましたところ、業躾先生より、五常は節が5つあるんだけどね、といわれてしまい、わぉ、どうしよう、、、、と焦ってしまいました。
次回の研究会は6月です。しっかり学んでまいります。